原作再現度の高い「2度目の実写化」

 今回紹介する作品は、「ムーディーズ」から発売されている「カラミざかり」シリーズになります。本作は、原作 「桂あいり」先生の人気エロ漫画「カラミざかり」の実写化になります。第1弾・第2弾と「番外編」と、着実に「実写化」を増やしていく「同人コミック原作」。実は、過去にも、同じ実写化が発売されていますが、最新作の方が、完成度が高いです。それは、原作再現度の高い「女優」や「男優」さんの存在です。ヒロインが二人登場するのですが、専属の「小野六花」さんと「石原希望」さんを起用した、力の入れよう。本作の「退廃ヒロイン」として描かれる、素朴な清楚系ヒロイン「飯田里帆」さんと、大人びたい陽キャヒロインの「新山智乃」さん。そして、本作の登場人物をかき乱す「性に忠実」なお調子者「吉野貴史」くんの再現度の高さには、驚かせれます。特に、「吉野貴史」くんは、かなりお気に入りです。野球少年の丸坊主の割に、意外にプレイボーイで、数々のヒロインたちを堕とす「真の竿役」という大役を仰せつかっているのです。

第1弾は、主人公の「BSS」

 第1弾では、密かに恋心を抱く「飯田里帆」さんが、目の前で、親友に犯されるシーンが描かれています。青春真っ盛りの男女4人は、性に興味深々。特に、主人公の親友である「吉野貴史」くんは、仲良しのヒロインたちに、恥を忍んでエッチのお願い。彼と波長を同じくする「新山智乃」さんは、満更でもない様子で、エッチに挑戦するのです。その場の流れで、主人公が好きだった「飯田里帆」さんも巻き込まれるのです。しかし、恥も外聞もある主人公は、Hに興味があるとも、「飯田里帆」さんへの「性的関心」があることも言えず、なし崩し的に、親友のお零れをもらう不甲斐ない結果に終わるのです。

第2弾は、性に堕ちる「退廃」

 第2弾では、主人公を他所に、ますます「H」に嵌る、仲良し3人組が描かれています。一応、主人公も参加した「祭りでの野外プレイ」時に、主人公の先輩たちが乱入し、ヒロインたちがレイプされてしまうのです。さっきまで、楽しい「和姦」をしていた彼女たちが、怖い年上の男性たちに犯される。この男性たちは、お調子者の「吉野貴史」くんの先輩に当たる方で、強い上下関係から、強くモノを言えないまま、大切な女友達が泣き叫ぶ姿を見るしかありませんでした。しかし、大切なヒロインを守るために、主人公が果敢に突撃し、見事「敗北」。その痛ましい事件を機に、一気に、主人公と仲良し3人組は疎遠になります。主人公は、受験勉強のために「塾」へ通います。一方で、凌辱されたヒロインたちは、より強い「性の快楽」を求めるように、悪い男たちと関係を深めることになるのです。

番外編は、野球少年「吉野貴史」くんは、結局「お猿さん」だった話

 性への興味が、脳に直結した行動してきた、頭「お猿」の「吉野貴史」くん。お祭りでの一件以来、仲の良いヒロインたちとも疎遠になり、親友は、「塾通い」ということで、本来あるべき「野球」に専念することになります。しかし、一度燃えた「性の炎」は消えることはなく、ヒロインとは別の「女性」の尻を追ってしまうのです。そして、男子野球部の人気マネージャーに、目を付けるのです。憧れのマネージャーだったのですが、意外にも押しが弱く、散々ヒロインたちとセックス三昧した「吉野貴史」くんは、誰もがやらなかったその「一押し」を成功させるのです。ここから、彼の「ハーレム」人生が始まろうとしていたとは、当時の読者は知る由もなかったのです。